都会で働く家庭医のつぶやき

大阪の診療所や中小病院で働く総合診療医です。少しでも多くの人に家庭医の仕事内容や考え方を知ってもらうために広報しています。大学の外にいるからこそできる研究があるをモットーに、気になったことを書いていきます。

国家試験を終えて

平成25年度第108回国家試験を受験してきました。
感想をグダグダ書いていきます。

会場について(大阪:桃山学院大学


  • 試験を受ける教室から出るとマジで寒い。会場の中央が吹き抜けで外と繋がってる。
  • トイレは劇混み。過敏性腸炎の受験生が多いせいか汚いし臭い。毎年、桃山学院大学から苦情がくるというのも納得。
  • 椅子が硬い。クッションがあったほうがいいけど、試験前に毎回チェックがはいるのが面倒。ひざ掛けもチェックがはいる。上着をひざ掛けにするのは禁止だったと思う。
  • 荷物(上着も含め)は椅子の下(地べた)に置かなければならない。汚れるよ。
  • 普通の講義室なので前の人の解答を見ようと思えば見える。

試験監督ついて

  • アナウンスするまとめ役みたいな人が1人。受験票の確認、試験用紙の配布、試験中の巡回をする人が5人ほど。あと厚労省のエリート官僚みたいな人(←完全な想像です。耳にイヤホンつけててエージェント・スミスみたいだった)がそわそわしながら試験監督の動きを試験開始まで監視してる。
  • アナウンスしてる人は受験生以上に緊張してるみたいで手際が悪いw

試験開始前について

  • 試験開始20分〜30分前には全ての勉強道具をカバンの中に入れて、カバンを椅子の下に置かなければならない。きちんとやってないと試験監督に怒られる。
  • 試験についての説明が試験ごとに毎回10分ほどあってダルい。この時にトイレはいけない。
  • 名前・受験番号は試験開始前に書く時間が与えられる。

とにかく、試験監督の監視が厳しいです。ピリピリしてます。前の人の解答を覗こうなんて思う気になれません。挙動不審な点があるとすぐ注意されます。

あと、試験開始前が一番緊張します。シーンとした空気の中、かなり待ちます。
私はβ遮断薬が欲しいと思うほどドキドキしました。試験が開始されれば大丈夫なんですが…'`,、('∀`) '`,、

試験内容について

第5回メック模試を受けてる気分でした。模試と難易度が変わらなくてポカーン(゚д゚)

各論→ムズすぎ笑えない
総論→普通かな?
必修→数は少ないけど意味不明な問題が混じっててカオス

一般と臨床の違いがあやふやでした。一部の一般問題が検査所見の少ない臨床問題みたいになってました。
あと判断を問う問題が多かったです。あとは実習をやってないとわからない問題も多数。というか実習やっててもわからないぞw

とにかく、問題文をきちんと把握する集中力がないとつまらないミスをします。自分なりのルールでいいので、問題文の重要な箇所にチェックを入れる癖をつけておくとよいでしょう。(主訴を◯で囲む、陰性所見に☓をつける、検査値が上昇してれば↑、低下してれば↓など)見落としが少なくなり、見直しするときにも役立ちます。

分からない問題に時間を割いて焦るより、深く考えずにテンポよく解いていったほうがいいと思います。ひっかけには見直しで気づけばいいので。今回の試験では答えに確証の持てない問題も多かった(俺の勉強不足なのかもしてんが…)ので、深く考えるのを辞めましたw

色々書きましたが本当に言いたいことは一つだけ。

1人で勉強するな!色んな人と話しながら勉強しましょう!

試験中に色んな人のドヤ顔が思い浮かびました。友達の予想問題は当たります。ただ同じような環境で勉強している人からは同じような切り口の問題しか出てこないので、違う環境で勉強している人からどんどん知識を引き出していきましょう!