都会で働く家庭医のつぶやき

大阪の診療所や中小病院で働く総合診療医です。少しでも多くの人に家庭医の仕事内容や考え方を知ってもらうために広報しています。大学の外にいるからこそできる研究があるをモットーに、気になったことを書いていきます。

無気肺とは?

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無気肺の症状





急性と慢性,無気肺の範囲の大小で無気肺の症状はかなり異なります。一区域のみの無気肺では自覚症状はありません。しかし,急性で広範囲に起これば,呼吸困難,胸痛,ときにチアノーゼ,冷汗,末梢循環不全などの症状がおこります。胸郭運動は制限され,呼吸音の減弱が起こります。慢性に無気肺が進行した場合には自覚症状はほとんどありません。






無気肺の治療、予防、対策





無気肺は、多くの場合に結核などの炎症や癌や良性の腫瘍を伴っています。したがって,その予後は原疾患のいかんにかかってます。多くの原因のなかで,今日,無気肺の原因として,もっとも注意画必要なのは癌と気管支結核といわれています。したがって、早期に原疾患を発見することが無気肺を治療するうえで大切なことです。また,手術後無気肺を予防するためには,手術後,体位変換と意識的に大きな呼吸を行うことが効果的です。






無気肺の原因





無気肺とは肺がふくらまない,肺に空気のない病気のことです。


無気肺をには次のようなものがあります。


 


1.閉塞性無気肺

気管支が閉塞するために起こる無気肺です。吸収性無気肺ともいいます。


 


2.受動性無気肺  

気胸あるいは胸水などによって肺容積が減少したものをいいます。弛緩性無気肺とも呼ばれます。


 


3.圧迫性無気肺

肺内の種々の病変(腫瘍,膿瘍,嚢胞)に接する肺胞が圧迫されて限局性に生じる無気肺です。


 


4.癒着性無気肺 

肺表面活性物質の産生が障害される結果,肺胞が航行 し無気肺となったもの。

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