浸出液と漏出液の違い
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浸出液とは、炎症などが原因で血管透過性が亢進した場合に出るもので、液性状は蛋白質や細胞成分が多く含まれる。比重1.020以上。
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例えば、
ケガをした場合など炎症が起こって出てくる液は浸出液。腹膜炎で貯留する液も何らかの原因で炎症が起こった結果出てくるものなので浸出液です。
漏出液とは、低アルブミン血症や静脈圧の上昇が原因となり血管より水分がしみ出たもので、液性状は蛋白質や細胞成分が少ない。比重1.012以下。
例えば、
肝不全(肝硬変)で貯留する腹水は漏出液。肝硬変ともなれば、低アルブミン血症と門脈圧亢進が関与します。
心不全で発生する肺水腫や腹水も静脈圧が亢進した結果出てきたものなので漏出液です。
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